「夏休みの自由研究」
夏休みの宿題は嫌いだった。
いつも、ぎりぎりになってからするか、2学期が始まってから誰かのを写すってのがパターンだったかな?
でも、今だから懐かしむことが出来るんだろうな。20数年前の夏...。
今年の夏も終わりだな〜。

 最近良く聞かれる事がある。
「コピーってどうやってるんですか?CD聞くだけで音やコードが拾えるなんてすごいですね」
「なにか機器とかソフトとか使ってるんですか?」
 まあ、純粋な疑問であろう。
 実際、ぼくも耳でコピーするのは苦手だ!ビデオとかを見ればおおよその当りをつける事が出来る。ただそれだけの事だ。
 しかし、これでもかなりの時間と労力を必要としている。コピーに王道などないのだ。

 とは言うもの最近のパソコンの普及やソフトの技術水準もかなり高くなっているようだ。ソフトのダウンロードサイトを覗いてみればそれらしいソフトは容易に見つかるはずだ。ただ、それらを使ってどれだけの事ができるんだろと思い実験してみた。

 ■僕の知識の中で、可能と思われる変換手順は次のようになる。

  1. CDのトラックをパソコンで処理できるようにWave形式に変換する。
  2. Wave形式のファイルをMidi形式のファイルに変換する。
  3. Midiファイルを解析し5線譜を書出す。

 ここで、最も高い山は、2.のMIDIファイルへの変換だ。
 もともと、Midiファイルとは、音程、リズム、音色、タッチなどのデータをパート別に入力している規格化された形式だ。
 要するに、Midiファイルの中には、パート別の楽譜と演奏者の強弱までが登録されているのである。
 一方、CDのトラックの情報、あるいはWaveファイルを考えて見よう。レコーディングする時には楽譜は存在すると仮定しよう。ミュージシャンはそれを忠実に演奏し、ミキサーによって個々のパートが混ざり合うのである。問題はここだ。CDの情報は全ての音が混ざり合っているし、楽譜そのものが入ってるわけじゃない。いわゆるアナログデータなわけだ。
 
 僕自身この変換は無理だろうと思っていた、しかし実現したソフトがあった。がまぐち採譜である。論より証拠である、実際に使って変換したのが次の3曲。

  1. クレイジーG
  2. The Wave
  3. うらBTTB(リゲインのテーマ)

 変換されたMIDIファイルを聞いてみても、「これなんの曲?」てな感じでだった。良く聞けば、メロディーが解る部分も確かにあるが...。
 その中でも、うらBTTBの結果はよかった方であろう。やはりあまりパートが重なっていないもの(これはピアノとストリングス?)、は解析された内容もシンプルというわけであろう。

 次に、5線譜への書出しだ。これには、「スコアメーカー2.1 for Windows」を使用した。きっちり打ちこんだMIDIファイルを5線譜に変換したところ立派な楽譜に生まれ変わった。

サンプルは、カーペンターズの名曲、「Close to You」。
これなら十分にウクレレアレンジ用の譜面を作る材料になる。Web上でいかにMIDIファイルを探すかが問題だ。

 まずは1つ目、クレイジーG。いわゆるジャカジャカ系であるが、結果は言うまでもなく最悪だ。これを分析するんぐらいだったら、この曲をあきらめるね。
 とは言うもの聞き取れるメロディーを探して見た。19小節目と25小節目にDの音がある。これは多分D7のコードに小指でD(1弦の5フレット)の音を弾いてるところだろうと推測した。コードを書いてみた。正しいかどうかの保証はないが...。

次に「The Wave」。これは、イントロの部分の最初である。なんとなく解らないでもないが、一つ一つ音を見るのは面倒なので感じだけつかんでください。









こっちは、テーマの最初の部分。シー>レー>ド#−>ラと弾いてもらったら解るかな?
しかし、これじゃ楽譜になってないよね。







次に「うらBTTB」やはり、MIDIファイルで聞いたときに感じた通りしっかりした楽譜になっている。これなら、ピアノの弾ける人なら弾けるのかな?

■まとめ■
 結局、ソフトや機器に頼っていてはだめって事だと思うんですよね。
 どっちにしろ最後には自分の耳が頼りになってくるはずです。
 耳コピーを鍛える方法として、普段から何でもコピーしてしまう癖をつけるって言うのを聞いたことがあります。例えば、テレビを見るときもウクレレを持っておいて、CMや歌番組の音を拾って弾きまくる。僕の経験上、誰かが一緒にいる時にやると「うるさい!」と怒られてしまいますので注意しましょう。(笑)
 
 後は、再生速度を落として聞くってのがあります。実際にやったことはないのですが、オープンテープレコーダー(名前は怪しい?)で録音して、再生速度を半減させる。これで、実際の音はオクターブ下がったらしいです。しかし、今の時代オープンテープレコーダーなんて無いと思うし...。オープンテープレコーダーといえば、その昔、リッチブラックモアというギターリストがいて、この人は、オープンテープレコーダーをロングエコーをかけるエフェクターとして使っていたみたいです。(余談でした。)
 しかし、話に聞くと、「パンドラ」とかいうマルチエフェクターがあってそれを使うと、音程を変化させないで、スピードだけ落とせるという優れものがあるみたいです。