ローマ数字のディグリー 曲には、Keyというものが存在します。音楽理論を説明するとき、そのKeyが時として邪魔になることがあります。
KeyがCの時の’ド’は I で、KeyがFの時の’ファ’も I と言う具合にすれば、12の説明を1つ語ることで終わらせてしまえる。
すばらしく合理的であるが、凡人の僕にはついていけない。Any KeyのPlayを夢に見よう。スケール上の音をダイアトニック・ノート、スケールにない音をノン・ダイアトニック・ノートといいます。スケール上の音は、スケールの始めの音から番号が振られます。それを「ディグリー」といい、ローマ数字で書き表します。
メジャースケールのディグリーは、第1音が「I」、第2音が「II」、第3音が「III」、第4音が「IV」、第5音が「V」、第6音が「VI」、第7音が「VII」となります。
マイナースケールのディグリーはクラシックとポピュラーの理論で表記方法が異なります。クラシックではマイナースケールのダイアトニック・ノートもスケール上の音に順に番号が振られますが、ポピュラー音楽理論では、メジャースケールのダイアトニック・ノートを基準として、それより半音低い音には♭をつけます。
Natural minor Scaleでは、第3音、第6音、第7音がメジャースケールのダイアトニック・ノートより半音低くなっています。ディグリーは、第3音が「♭III」、第6音が「♭VI」、第7音が「♭VII」になります。
Harmonic minor Scaleは、Natural minor Scaleより第7音が半音高くなります。つまり、メジャースケールのダイアトニック・ノートとの違いは、第3音が「♭III」、第6音が「♭VI」とになります。
Melodic minor Scaleは、Natural minor Scaleより第6音、第7音が半音高くなります。つまり、メジャースケールのダイアトニック・ノートとの違いは、第3音が「♭III」とになります。
■ダイアトニック・ノート■
スケール上のダイアトニック・ノートにはそれぞれ名前があり、特に重要なのは次の4つです。
ディグリー I IV V VII 名前 主音 下属音 属音 導音
主音(トニック・ノート(Tonic Note))とは、スケールの起点、中心になる音。
下属音(サブドミナント・ノート(Sub Dominant Note))とは、主音より完全4度上(完全5度下)の音で、転調または終始のときに属音とは違った終止感を与える音。
属音(ドミナント・ノート(Dominant Note))とは、主音より完全5度上(完全4度下)の音で、主音へ進む性格を持ち、主音へ進んだときの終止感が最も強い音。
導音(リーディング・ノート(Leading Note))とは、主音より長7度上(短2度下)の音で、主音へ進もうとする性質を持つ音。調性を決定するのに重要な音。
Harmonic minorやMelodic minorで第7音を半音高くするのは、この導音を作るためです。