ダイアトニック ダイアトニックという言葉は、コードのみならず、音そのものや、スケールなどに対しても使用されます。
有名な曲でもダイアトニック・コードのみで構成されたものも多い。
ダイアトニックとは、ある調・キーがあり、その調の音のみを使用してできるコードや音、スケールのことをいいます。例えば、ドレミファソラシの各音は調でできる基本的な音であり、それらの音のことをダイアトニックノートと呼びます。
しかし、メロディーなどの全ての音がその7つの音のみでできている訳ではありませんし、時にはそれらに臨時記号の♭や♯などがつき、調とは関係無い、それらの変化した音のことをノンダイアトニックノートといいます。
ダイアトニックコードとは、ダイアトニックノートのみを使用して出来るコードのことをいい、このコードはメジャーキーの場合、Dominat7、-7、-7(b5)の4つのコードです。マイナーキーの場合、その4つのコード以外にもいくつかコードがあります。
●メジャーキーのダイアトニックコードI度とIV度は、△7のかわりに6thコードを使うこともあります。
C △7 Dm7 Em7 F△7 G7 Am7 Bm7(♭5) I △7 IIm7 IIIm7 IV△7 V7 VIm7 VIIm7(♭5) アイアニオン ドリアン フリジアン リディアン ミクソリディアン エオリアン ロクリアン ●マイナーーキーのダイアトニックコード
(ナチュラルマイナースケール)
Am7 Bm7(♭5) C△7 Dm7 Em7 F△7 G7 I m7 IIm7(♭5) ♭III△7 IVm7 Vm7 ♭VI△7 ♭VII7 (ハーモニックマイナースケール)
AmM7 Bm7(♭5) C△7(#5) Dm7 E7 F△7 G#7 I mM7 IIm7(♭5) ♭III△7(#5) IVm7 V7 ♭VI△7 VII#7 (メロディックマイナースケール)
AmM7 Bm7 C△7(#5) D7 E7 F#m7(♭5) G#m7(♭5) I mM7 II m7 ♭III△7(#5) IV7 V7 VIm7(♭5) VII7m7(♭5)
では、どうやってダイアトニックコードが出来るかといえば、まず、ドレミファソラシのそれぞれの音に対して、3度重ねで和音を作ってみます。ドに対しては、ド・ミ・ソ・シ、レに対しては、レ・ファ・ラ・ドとなります。
また、コードとキーの関係をローマ数字を用いて表します。これは、色々なキーで曲を演奏、作曲する際にも、様々なコード進行をアナライズする際にも必要なことですから憶えたほうがいいでしょう。
ある曲のコード進行をアナライズして、そのコード進行自体を憶えるのではなく、そのコード進行がそのキーとどのような関係で進行しているのかを憶えれば、自分の曲にもキーが違っても使用できる訳です。
また、演奏する際にもそのコードがそのキーの何番目のコードなのかが分からなければ、演奏に支障をきたします。
■ダイアトニック・コードとその機能■
ダイアトニック・コードには、それぞれ和声的機能というものがあります。
これは個々のダイアトニック・コードを機能別に分類したもので、その分類のなかでは基本的に同じ響きがする、同じコード進行の方向性を持っているなどの同じ性質を持っています。
機能 特徴 Major Minor トニック 調をコードで表現する1番のもとになるもので、安定感の強いコードです。曲の冒頭や最後には必ずといっていいほど、このトニックコードを使用します。 I △7
IIIm7
VIm7
I m7
I mM7
♭III△7
VIm7(♭5)サブドミナント 終止感が弱く、次に続いて行く、曲がそのまま進行していくような感覚をもたせるコードであり、次ドミナントと上のトニックとの中間的なサウンドがします。 IV△7
IIm7IV7
IIm7ドミナント 非常に緊張感の高い響きを持ち、このコードのすぐ後には安定感のあるトニックコードを求める性質を持ったコードです。実際に次のコードはトニックコードになる場合が多く、音楽の緊張と弛緩をつくりだす為には必要なコードです。 V7
VIIm7(♭5)
Vm7
V7
VII#7
VII7m7(♭5)サブドミナントマイナー マイナーキーにおけるサブドミナント的機能を持ったコードです。ダイアトニック・コードでは、マイナーキーの中だけに存在するコードですが、メジャーキーの場合にも使用されます。 IVm7
♭VI△7
IIm7(♭5)
♭VII7問題はこれらの機能をどのように音楽に反映させるかということです。