音程とはあらゆる分野の基礎 音程(interval)は音階(scale)、和音(chord)等のあらゆる分野の基礎です。
音程など知らなくてもUkuleleは弾けると思っているUkulele奏者も多いでしょうが、一度は学んで見ても損はないと思います。音が1つしかなければ音程なんて考えなくていいものです。ですが、2つの音が存在するときその2つの音の間には音程が存在することになります。それ以上の音が存在するときも、その中のそれぞれ2つの音の間には音程が存在することになりますね。
音程とは2つの音の高さの差のことで、「1度」、「2度」と、いった感じで「度」という単位であらわします。また微妙な響き方の違いによって「度」という単位を修飾します。
音程は「度」と「響き方」の2つを組合わせで表現されます。また、各音程は協和音音程と不協和音音程の2つに大きく分けられます。これは音楽、音楽理論全般に対しても同じことですが、聞く人がある音程を聞いて心地よい、穏やかに感じる、違和感を感じる、不快に感じるなど心理的な要因を元にして古来より考えられてきたものです。
「度」は、基準音がドなら、ドは1度、レは2度、ミは3度・・・。8度(ド)で1オクターブであるが、1-8度を「単音程」、9度(上のレ)以上を「複音程」と呼びます。
「響き方」には以下の5種類があり、組合わす「度」はそれぞれ例外なく定まっています。
P1は日本語では完全1度と呼ばれます。P5だったら完全5度というわけです。
「M」と「m」はそれぞれメジャー、マイナーと読みます。これはコードの読み方でも使われるので大事です。日本語ではMは長でmは短といいます。ですから、楽譜のM2は 日本語だと長2度といいますし、m6は短6度といいます。+、−はそれぞれ増、減と読みますので、+6は増6度といいますし、−5は減5度といいます。この減5度(または増4度)はトライトーンとも呼ばれています。
完全(perfect)音程 P 1.4.5度のみ 長(major)音程 M 2.3.6.7度のみ 短(minor)音程 m 2.3.6.7度のみ 増(augmented)音程 aug, + 減(diminished)音程 dim, -
「協和音音程」には2種類あり、完全音程=完全8度、完全4度、完全5度を含む完全協和音音程と、長、短3度、6度を含む不完全協和音音程があります。
「不協和音音程」は長、短2度、7度を指します。
ドを基準にすれば以下の音との音程は
ド レ♭ レ ミ♭ ミ ファ ソ♭ ソ ラ♭ ラ シ♭ シ ド レ♭ レ ミ♭ P1 m2 M2 m3 M3 P4 -5 P5 m6 M6 m7 M7 P8 m9 M9 m10 完全1度 短2度 長2度 短3度 長3度 完全4度 減5度 完全5度 短6度 長6度 短7度 長7度 完全8度 短9度 長9度 短10度 半 全 全+半 2全 2全+半 3全 3全+半 4全 4全+半 5全 5全+半 6全 6全+半 7全 7全+半
■異名同音程■同じ音程でも表現方法はいくつかあります。例えば上の+1(m2)っていうのがありますが、これは「ド」と「ド#」の音程を表しています。でも、「ド#」って「レ♭」と同じ音(異名同音)ですから、「ド」と「レ♭」の間も同じ音程になるはず。でも、「ド」と「レ」の間の音程は1度ではなくて2度なんだから、「ド」と「レ♭」の間の音程を+1としてはおかしいわけです。それでm2(短2度)とうわけなんです。つまり、実際の音程は同じなんだけど記譜上では異なる音程のことを異名同音程(エンハーモニック・インターバル)と呼ぶわけです。
P1=-2], [m2=+1], [+2=m3], [-4=M3], [+3=P4],
[+4=-5], [-6=P5], [+5=m6], [+6=m7], [-7=M6], [+7=P8] 等々
■トライトーン■トライトーン(三全音)とはその名の通り、全音3つ分の音程のことです。「ド」から「レ」が全音ですから、その3倍の「ド」と「ファ#」がトライトーンになる音程です。白鍵だと「ファ」と「シ」でトライトーンは発生しますね。増4度と減5度がトライトーンに当たります。ちょうどオクターブの半分になるこのトライトーンは不協和音程で、振動数比はオクターブの半分ですから1:√2になります。音楽理論を学ぶ上で非常に重要なので、この音程は特別にトライトーンという名が付けられています。
■音程の転回(Inversion)■ある音程を持つ2つの音が、どちらかを軸にして、別のもう1つの音がオクターブ上へ、または下へ動くことを転回といいます。その特質でおもしろいことがみえてきます。
CとBの音程は長7度音程です。この転回型としてBとCの音程は短2度になります。この場合、Bの音を軸にしてCを1オクターブ上へ移動したわけです。次にDとEの音程は長2度音程です。EからDに転回した場合は短7度になります。
ここにある法則があります。
2度と7度 2度の転回型は7度になり、長、短が逆になるということです。つまり、短2度の転回型は長7度で、長2度の転回型は短7度になります。 3度と6度 CとE、DとFの譜例も同じように、長3度の転回型は短6度になり、短3度の転回型は長6度になります。 4度と5度 完全4度の転回型は完全5度、増4度の転回型は減5度です。 つまり、6度や7度を考える場合は音程が大きい為、逆に転回型で考えればいいわけです。